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仮想通貨業界における「クジラ」とはなんなのか調べてみた

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仮想通貨業界におけるクジラという言葉をご存知でしょうか。クジラとは大量の仮想通貨を保有する個人などを指す仮想通貨コミュニティの用語です。クジラは、通貨の価値を操作できるほどの仮想通貨を保持しているとされています。

今回の記事では、クジラという大規模なアカウントが投資家や市場にどのような影響を与えるのかなどについて解説します。

クジラとは


大規模な仮想通貨保有者、またはそのアカウントはクジラと呼ばれます。BitInfoChartsによると、4つのビットコインウォレットが2022年5月に流通した全ビットコインの3.49% を所有し、上位100のウォレットが全ビットコインの約15.36%を所有していることを明かしました。

人気を博したミームコインであるドージコインは、さらに集中化されています。2022年5月には、15のアドレスがドージコインのほぼ52%を占めていました。

これらの大規模なアカウントは、コミュニティと投資家によって綿密に監視されています。上位100のウォレットのいずれかが取引を行った場合、取引発生時にWhale AlertのWebサイトおよびTwitterアカウントを介して公に発表されます。

流動性への影響


クジラは知名度の高いウォレットであり、流動性が低いと富が集中するため、クジラが仮想通貨にとって大きな問題になる可能性があります。コインが使用されずにアカウントに保管されると、利用可能なコインが少なくなるため、 特定の仮想通貨の流動性が低下するからです。

価格への影響


また、クジラによる一回の取引で大量の仮想通貨が移動する場合、価格のボラティリティを極端に高める可能性があります。たとえば、所有者が自分のビットコインを法定通貨で売ろうとしている場合、流動性の欠如と大きな取引規模により、他の市場参加者が取引を見送るため、ビットコインの価格に下落圧力がかかります。クジラの売りによって、他の投資家は警戒態勢に入り動向を監視します。トランザクションあたりのコインの平均量が2.0を超える場合、クジラがダンピングを開始する可能性が高いことを意味します。

投資家にとってクジラが意味するもの


時折、クジラは注目が集まることを避けるために、長期間にわたって少量の資産を売却しようとすることがあります。彼らは市場の歪みを生み出し、価格を予想外に上げたり下げたりする可能性があります。これが、投資家が既知のクジラのアドレスを見て、その価値とともに取引数を監視する理由です。

有名なクジラは誰か?


大量の仮想通貨を保有する著名な保有者には、サム・バンクマン・フリード(現在は破産を申請しましたが)、マイケル・セイラー、ブライアン・アームストロングなどがいます。

まとめ


仮想通貨業界の用語であるクジラについて解説しました。クジラの動向は仮想通貨の価格に大きな変動をもたらす可能性があるため、仮想通貨投資を行っている人は常に監視しておくべきと言えるでしょう。


by coin-bottle | 2023-01-07 18:41 | 仮想通貨

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by kunimatsu